HISの国連訪問ツアーに少しだけ協力しました

HISのスタディツアーをご存知ですか?

私も最近まで知らなかったのですが、これは面白いプログラムかもしれません。

 

HISスタディツアー

グローバルなキャリアを描く旅

国連機関で働きたい! 国連訪問スイス・ジュネーブ7日間

278,000円

 

実は今日、我が社にも10名の御一行がいらっしゃいました。

リンクから見ていただくと詳細がわかるのですが、ジュネーブにある国際機関を訪問して、邦人職員からお話を聞くツアーになっています。

これを民間企業がアレンジするのが企画として面白いですよね。

JICAに勤務していたときもILOへ来てからも、たくさんの訪問を受けてきましたが、民間のツアーは初めてでした。

グローバル人材の育成という至上命題の下で、日本国内の大学や高校がスタディツアーを組むことが最近は多いようです。

しかし、民間は初めてで、10名も参加者が集まるというのは、とても面白いと感じた次第です。

 

もう十年以上前ですが、私が学部生だったころ、国際協力は一般的ではありませんでした。

ごく一部の変わり者が途上国をバックパッカー旅行し、「何でハワイじゃなくてカンボジアなんて言ったの?」と言われるのがオチでした。

それが今では、途上国を気軽に旅行で訪れる人がかなり増えていると思います。

 

ただ、最近私が感じていたのは、スタディツアーとうたっている団体は増えたものの、プログラムをよく見ると、サークル活動の旅行の要素が多いものも散見されます。

途上国の孤児院や支援対象の村などを訪れて、観光地を巡って帰ってくる。

そんなツアーが増えているようにも感じます。

それ自体を否定するつもりはなく、むしろ、たくさんの方が途上国へ足を運ぶことが、国際協力への理解につながると感じています。

しかしながら、国際協力をキャリアとして考えている人たちにとっては、それらのツアーは必ずしも学びが多いものではないでしょう。

現地で活動している実務家に会う機会も限定的ですし。

そうしたスタディツアー業界(?)の現状を踏まえると、多少お金は払っても、民間のツアーで多くの実務家との面談をセットしてもらうのはある意味でとても貴重な機会ですよね。

途上国を旅行しやすくなった今だからこそ、こういう民間のツアーの価値が大いにあるのだと思います。

 

私たち職員側としても、「国連における日本人職員の増強」という日本政府の目標へ貢献できるわけですから、できる限り協力したいと思っています。

このウェブサイトで実施しているキャリア相談もそうですが、私たちは基本的に無償で協力することが多いです。

私は日常的に無償で色々なことをやっているため、「自分の貴重な時間を削ってまで、なぜ、他人の手伝いをするのか?」などなど、色々な人に言われますがね、笑。

いいんです、人間なんて所詮、人のために何かしているときが一番幸せなんですから。

ツアーに参加された方でここを見ている方がいるかわかりませんが、キャリア相談はこちらで受け付けていますよ。

 

そういうわけで、「こういう面白いプログラムがありましたよ」ということをお伝えさせていただきました。

ちなみに、HISから報酬ももらっていませんし、頼まれてもいませんので、100%ピュアな私のキモチです。

気持ち悪い?

 

おまけ

恒例のおまけです。最近個人的に注目しているYou Tuberの金子さんです。

料理人の免許を持ち、フグを釣って自分で食べたいがためにフグの調理免許まで持っています。

包丁さばきを見ているだけでも惚れ惚れしますが、捌いてきれいに盛り付けした刺身をアサヒスーパードライで流し込む姿をおかずに、私は毎晩ご飯を食べています。