JICA監修アプリ「Jhappy」(ジェイハッピー)をやってみた
JICAが怪しいアプリを作ったようなので、早速インストールしてやってみた。
1日使ってみた第一印象は、GoogleニュースとFacebookとTwitterの機能を合わせたようなSNS。
このアプリの一番の売りは、SDGsのゴールごとに世界のニュースが表示されること。
しかし、実際にはツイッターのタイムラインをキーワードでソートして表示しているだけのような感じがする。
もっと違うメリットもあるのかもしれないが、まだ使いこなせていない。
ただ言えることは、保守的でITには疎いJICAが、この手のアプリを監修したのは面白い。
※「開発」ではなく「監修」となっているのは、お役所事情かわからないが、このアプリのJICA側の位置づけがどうなってるのか気になって仕方がなかった。
さて、ここからは感想。
直感的には、このアプリが使われるようになるにはかなり高いハードルがある。
課題
SNSが乱立しているので、全く新しいこの手のアプリは競争が厳しい。今の時代、老若男女、誰しもがFACEBOOK、LINKEDIN、Twitter、INSTAGRAM、NEWSPICKSのアカウントを一つは持っている。それ以外にマイナーアプリを使うというのは、結構ハードルが高い。
たしかに、このアプリの売りである世界の途上国ニュースをSDGSゴールごとに見れるのは面白いコンテンツ。ただ、それ以外の差別化要素が、他のSNSとあまり無く、それだけがメリットだと、あまり普及されない気がする。実際に、流れてくるニュースも、グーグルニュースや他のSNSで日常的にフォローしていれば、新しい情報もさほどない。
改善案
新しいアカウントを使って、別に運用するのは、ユーザーにとってかなり大きな負担。たとえば、ウェブ版も出して、既存のSNSアカウントでログイン、連携できるようにすればもっと便利になるかもしれない。Jhappyへ投稿した内容が他のSNSに自動投稿できるようにしたり、その逆もあり。
表示速度の改善も必要。モッサリしていてなかなかリロードしないので、待ちきれず消してしまうことも。
何ができるアプリなのか、直感的に良くわからない部分が多く、とっつきにくい気がする。
言語を選ぶことができるので、日本語を選択したが、タイムラインに流れる記事は英語がほとんど。これは単純にコンテンツが英語が多いためかもしれないがどうなのだろう。
まとめ
この手のアプリは、使い勝手とコンテンツが勝負。使いにくい部分を改善して、オリジナルのコンテンツを増やすことができれば、もう少し伸びると思う。
途上国ネタでオンラインマガジン「The Povertist」をやってきた経験上、やりたいことは共感する。The Povertistでニュースを発信しているので、そのコンテンツをJhappy上で提供することで、協力してみたい。具体的にどうやったらよいかわからないが、基本的には応援したいと思っている。