外務省のYouTubeチャンネルが最近いい感じにぶっ飛んでいる
お堅いことで有名な外務省。
私も何度も霞ヶ関にはお邪魔していますが、古き良き昭和の匂いが漂う雰囲気がそこにはあります。
その外務省が最近広報に力を入れていることはご存知でしょうか。
今風のナウい(死語?)SNSやYoutubeを活用した新しいアプローチが新鮮です。
私も中の事情は知らないのですが、「フォロワー」として最近感じることがあるので今日はこれをトピックとしたいと思います。
外務省がいい感じにぶっ飛び始めた
10~20代をターゲットとした外務省やわらかツイートは29万人がフォローしており、日々緩くインフォーマルな雰囲気でぶっ飛んだツイートで盛り上がっています。
その勢いは留まることを知らず、外務省公式ツイッターアカウントのフォロワー数(25万人)をついに追い越してしまいました。
また、あまり閲覧数は多くないようですが、YouTubeアカウントも一度覗いていてみてください。
外務大臣定例記者会見の動画の横には、「ゴルゴ13による安全対策マニュアル講座」が堂々と鎮座しています。
日本の役所勤めをしたことがある人なら、これがいかにすごいことか想像できるのではないでしょうか。
これを実現するために決裁書が作られ、ゴルゴ13に関する参考資料が何十枚も添付され、回覧される。想像しただけで楽しくなりますね(伝わらない・・・?)。
日本政府のSDGsの公式プロモーションビデオがペンパイナッポーアッポーペン
極めつけはこれですよね。日本が生んだ2016年の世界的ヒット曲「PPAP」。
まさかこれを持続可能な開発計画(SDGs)のプロモーションビデオに使うとは、担当者の顔が見てみたい。
と思っていたら、その担当者は知人という噂も・・・。
ところで、SDGsのビデオをインド人とフランス人の同僚に見せ、感想を求めました。
「カンナムスタイルの方が好き」
衝撃の発言。それは、Politically Incorrect・・・。
PPAPを知っている人なら違った反応だったのかも。
外務省の広報の破壊力
いずれにせよ、こうした一連の破壊的な広報戦略は、日本の役所が進むべき未来への道しるべなのかもしれません。
ちなみに、私の一番好きな動画は、『「たびレジ」登録促進イベント・ダイジェスト動画 』です。
河北麻友子さんというステキなキャスティングが最高で、外務省広報担当がうらやましいです。また、柔道の篠原さんへ「世紀の護身(誤審)」のタスキを渡すあたり、外務省の破壊的な広報戦略は留まるところを知りません。
今後も目が話せないです。