エクスペディアの旅行保険はいらない
日本では「てるみくらぶ」の倒産が話題となっていますね。
皆さんは海外旅行中のトラブルに巻き込まれたことはありますか?
国際協力を仕事としていると、頻繁に飛行機に乗って海外を飛び回ることになります。
まさに、「バスのように飛行機に乗る」感覚に近いと思います。
特に、アフリカやアジアの開発途上国へ立ち寄る場合にはトラブルはつきものです。
バゲッジロストは当たり前で、無くなることを前提に飛行機に乗るようにしている人も多いのではないでしょうか。
さて、タイトルの「エクスペディアの旅行保険はいらない」ですが、私が使っているのはExpedia.comのほうです。
日本法人とは状況が違うと思うので、一般化はできませんが、私の体験談として読み進めていただければ幸いです。
実は先日、旅行中にバゲッジロストにあいました。
普段は旅行保険などかけないのですが、嫌な予感がしていた私は機転を利かせて偶然、エクスペディアの旅行保険に加入していたのでした。
“Travel Protection – Total Protection Plan: $79.00”
というやつで、日本円にして9,000円くらいで、AONという保険会社の商品です。
旅行先での医療費、フライトがキャンセルとなった場合の補償の他、”Baggage Protection”が1,000ドル分含まれているプランです。
私のスーツケースは結局、数日後に旅行先へ郵送されてきて事なきを得ました。
しかし、衣類やアメニティなど、生活必需品を買いそろえるのに数千円の出費がありました。
旅行保険に加入していたことを思い出した私は後日、バゲッジロストに伴う出費ということで保険金の支払い申請をしました。
すると即座に郵送で手紙が届きました。
「素早い対応だな」と感心したのも束の間、答えは「却下」ということでした。
手紙の説明によると、バゲッジロストで発見されなかった場合に限って保険金を支払っているとのこと。
まあ、たしかにその通りです。
しかし、今のご時世、航空会社だって必死になって探しますから、完全に紛失してしまうことなんてほとんどありません。
そういうことであれば、この旅行保険の存在価値はどこにあるのでしょうか。
飛行機がキャンセルになったら、通常、航空会社が補てんしますから、そこにも価値はありません。
おそらく、医療費や緊急搬送に伴う巨額の出費のみがこの保険プランの価値なのでしょう。
ただ、私の場合、高い医療保険を毎月支払っていて、全世界での医療費がカバーされるプランです。
この場合、この旅行保険に加入するメリットはゼロですよね。
はい、その通りです。
加入した私がばかだったのです。
そもそも、スーツケースの中には貴重品はおろか、パンツとシャツしか入れない私です。
パンツとシャツに9,000円の保険を掛けた自分がバカでしたね。
結論として、私にとってこの保険に加入するメリットはありませんでした。
ただ、国際協力業界で仕事をしている人は、私と状況が似ていると思いますので、参考になればと思い書きました。
※ちなみに、バゲッジロストの際の一時金給付をしてくれる航空会社もあるようなので、カウンターで確認してみると良いと思います。
おまけ
Youtubeにある全ての動画の中で、一番モノマネが上手な人たち。ASKAとミスチルです。