世界銀行とILOの対決

着任して四か月が経過し、見えてきたスタイルがあります。ILOで全力で仕事すると、労組、経済団体、政府と平等に仕事するので、他の国際機関の3倍忙しいのではないかということ。

出張先で全く同じプレゼンを3回それぞれやりますし、ワークショップも別々の開催となります。内容も視点が異なるのでカスタマイズが必要で、アドミンや調整も三者三様です。

適度に優先度つけながらやる必要がありますが、手抜きはできません。国民生活に直結する政策が多いので、接するパートナーも皆真剣です。

そんなILOですが、来年で100周年です。創立100周年を記念して、Futire of Workというトピックでこれからの仕事のあり方や課題のレポートを準備しています。

一方、世界銀行も同じトピックでレポートを作成するようです。世界開発報告書は数年前にJobを既にトピックとしているので、今回はあえてトピックをぶつけて対決姿勢のようです。

時代が変わっても、世界銀行は経済や財政の味方で、ILOは労働者や国民生活の味方という構図は変わらないのでしょうか。私はイデオロギー闘争には関心はありませんが、双方で働いている職員を見ていると、イデオロギーに基づいて仕事をしている人がとても多いように感じます。

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サブサハラ・アフリカ と #南アジア では労働者の70%以上、#ラテンアメリカ では50%以上が、雇用契約や社会保険がない #非正規雇用 で働いています。技術の発展がどのように労働市場の正規化に貢献できるか、ゲオルギエヴァ世界銀行CEOのブログでご覧ください。https://t.co/RCuHWTIFw6 #雇用