キミの背中はキミが思うより大きい
俗にいう「中二病」のようなタイトルでお送りします。
仕事をしていると、「もうやめてしまいたい」と思うことが2日に一度くらいあります。
これは私に限ったことではなく、どんな仕事をしている人でも大小あれど、心当たりはあると思います。
そんなとき、どうやったら自分の気持ちをポジティブに修正していくことができるか。
良い仕事人になれるかどうかは、結局そこにかかっているのだと思います。
迷いの谷へ引き込まれる前に
仕事で理不尽なことがあったとき。思うようにいかないとき。
国際協力キャリアだけでなく、どんな仕事人にもついて回る課題だと思います。
1年前に終身雇用を捨て、日々、自分の今後の身の振りを考えながら脳裏をめぐる一つの疑問があります。
何が自分をその場に引き留めるのか
ILOカンボジア事務所でのインターンシップから数えると、7年6ヶ月になります。
国際協力業界でキャリアの一歩を踏み出したその時から、こんなにも多くの時間を今の仕事に費やしてきたのか。
時々振り返り、自分の歩いてきた道のりの長さに気づかされます。
最近特に強く感じるのは、自分の背中を見て、遠くから追ってくる人影です。
オンライン上でキャリア相談をはじめて特にこの感覚は強くなりました。
オンラインとリアルを合わせると、毎月5件程度の相談に乗っています。
同僚の一人からは「時間は有限なのになぜ他人の人生に付き合うのか」と言われることもしばしば。
最近思うことがあります。
自分の背中は自分だけのものではない
不安定なキャリアの中で何が自分を引き留めるのか。
それは自分が成し遂げたい何かかもしれないし、自分が食いつなぐことかもしれない。
人それぞれだと思います。
キャリア相談を受けるたびに私は、「もっと頑張らないといけないな」と思うこの頃です。
自分はこれまで誰かの背中を探し、追ってきました。
気付くと私の背中を見て走ってくる人たちもいます。
自分の背中は自分が思うより大きいのかもしれません。
見方によれば「傲慢」と言われそうですが、キャリアをあきらめてしまいそうになる瞬間、真っ先に思い浮かぶのがこれです。
自分のキャリアは自分だけのものではない。
もちろん、途上国の人々の生活を少しでも良くするという大きな目標はあります。
一方、これから国際協力キャリアを目指したいと考えている人たちの目標になれるよう、まだまだ頑張らなければならない。
キャリア相談に乗っていると、そんなことを思う瞬間も多々あります。
今日も香川大学ゼミの後輩とお話しをして、一週間のモチベーションを頂きました。
ありがとう。