国際協力分野で記事をくことは怖い?まだ失言を恐れているの?
国際協力業界で飯を食っている人の多くは、公的な立場で仕事をしていたり、公的な立場の人と仕事をしていることがほとんどです。
そのため、私のように「元JICA職員・現役国連職員の国際協力ブログ」やThe Povertistで大っぴらに記事を書き続けることをためらうようです。
なぜためらうか?それは怖いから、のようです。
つまり、公的な立場で仕事をしていると、何か失言をすると場合によっては袋たたきにされることもあります。
逆に、発信を積極的にしていても、正直、評価が上がるような環境でもありません。
そういう事情から、発信することはリスクしかなく、黙っておけば波は立たない。そんな事情が、国際協力業界にはあるのだと思います。
これじゃいかん!
日本の国際協力業界で活躍する人たちがどんどん発信していかないと、日本の開発援助は世界にいつまでたっても認知されないし、日本国民にとっても何をやっているかわからないODA、と言われ続けてしまいます。
こういう問題意識から、The Povertistを立ち上げて、数名の賛同を頂いて執筆者が増えてきたのはうれしいことです。
ただ、まだまだ、発信することは怖い、と思っている方は多いようで、なかなか実務家が書くのはハードルが高い様子。
正直なところ、発信して、失言したり失敗したら、訂正すればよいと思います。発言にはもちろん責任を持つべきですが、「前言を撤回したらメンツがつぶれる」なんてことは考えなくてよいと思います。
むしろ、今は激動の時代なわけですから、ネットでガンガン発信して、間違ったと思えば、ガンガン訂正・追記すればよいと思います。
そうすることで新しいアイデアが生まれたり、いろいろな方からのアイデアや批判を受けるきっかけとなる。そっちの方が大切だと思っています。