気を付けてねというコトバに戸惑うこと
トルコやベルリンのような事件があると、「気を付けてね」と温かい言葉を色々な方から頂きます。
政府機関などで働いていると自分に非がなくても直接のターゲットとなることがあるので、こればかりは気を付けようがなさそうです。
こういう事件があると、世界情勢を分析する専門家が盛り上がって議論を展開するわけですが、公的な機関で働いている(いた)僕らにとっては、明日は我が身という切迫感すらある。そう感じる関係者も多いのではないでしょうか。
一般犯罪やテロの巻き添えにならない方法はいくらでもあり、実践しているつもりです。しかし、政治的な理由で直接のターゲットとなった日には逃げることは難しい。
そんな感じです。
大切なことは何か。運がいいことです。
僕は幸い、運がよさそうです。
難民キャンプへ出張した翌週にキャンプでテロがあったり、同業者が誘拐されたり。フランスのニースへ旅行しようと思っていた矢先にテロがあったり。ドイツの別の都市のクリスマスマーケットに同じタイミングでいっていたり。
まだ小者なので直接のターゲットとなったことはありませんが、巻き込まれるニアミスは、こんな感じで何度かあります。
セキュリティ上のリスクが大きくなる一方で、僕らの仕事では顔を出して発信をどんどんやらないといけない時代になってます。
僕の行動もSNSやブログで世界中の誰でも把握できる時代です。
身の安全とのバランスが、難しい時代になりました。