さくらインターネットでWPMLを使ったSSL化に関するメモ
今回の記事は以下の環境でSSL化を試みた方の中で、SSL化（HTTPS化）はできたものの、WPMLプラグインのLoadingエラーが出て悩んでいる方へのメモです。
動作環境
- さくらインターネットレンタルサーバ（スタンダード）
- ラピッドSSL
- 独自ドメイン（WWWあり、e.g. www.example.com）
- WPMLを使った多言語サイト
- さくらのレンタルサーバ 簡単SSL化プラグイン
WPMLのCSSにエラーが出てSSL化は失敗
上記の環境でさくらインターネット公式ページの手順通りにプラグインでSSL化を試みました。その結果、SSL化されたHTTPSのページは適切に表示されたものの、多言語化プラグイン「WPML」のCSSに以下のエラーが出ました。このままでは安全ではないコンテンツが含まれるページということになり、SSL化は失敗ということとなります。
Blocked loading mixed active content “http://xxx/wp-content/plugins/sitepress-multilingual-cms/templates/language-switchers/legacy-list-horizontal/style.css?ver=1”
実は、「WWWあり」のウェブサイトではさくらインターネットのSSL化は上手くいかない旨の記載が同社ウェブサイトにもあります。実際にはHTTPSのウェブサイト自体は表示されたので、全く機能しないというわけではありませんでしたが、上記エラーが表示されるため完全に安全なアクセスを確保できない状況でした。
また、WPMLのフォーラムでも同様のケースがいくつも報告され、ほぼ全てで未解決（あるいは原因不明の解決）との報告となっており、どうすればこのエラーを解決できるのかが不明との状況が続いているようです。
おそらく、「多言語サイト」でかつ「WWWあり」のウェブサイトでは、さくらインターネットが提供するSSL化プラグインはうまく機能しないということなのだと思います。どういう仕組みで機能しなかったのかは定かではありませんが、相性が悪いということなのでしょう。
プラグイン「REALLY SIMPLE SSL」を使うべし
悩みぬいた挙句、試しにREALLY SIMPLE SSLという無料プラグインを使うこととしました。有効化してSSL化をクリックすると、なんとすべて解決。エラーもなく綺麗にSSL化できました正直なところ、こういうコアとなる部分のプラグインで無料プラグインを使うのに抵抗があるのですが、評判も良く、実際問題なく機能しましています。しばらくはこのまま使ってみようと思います。
あっけない幕切れですが、解決策の一つとしてメモしておきたいと思います。その他、直接の解決にはつながらなかったものの、勉強させていただいたサイトを以下にリストしておきたいと思います。
