インドネシア人の遅刻癖と言い訳

時間を守らないインドネシア人の特性は日本人駐在員の間では誰もが知るところだが、今朝のスタバ。開店時間6:30に対して、7:15を過ぎても店内はもぬけの殻で、朝食のスコーンは27度の店外に配達されたまま平積みとなっている。

6:30に開店した例がないので、店員に以前開店時間を聞いてみたところ、7:00だという。表示してある公式の開店時間を勝手に変えて運用しているのも、何ともインドネシアらしいと思った。

開店時間が不規則な理由を尋ねればおそらく、「渋滞が酷かった(自分は悪くない)」と弁解するだろう。これはお決まりのフレーズで、一日一回は耳にする。会議や約束のたびに同じ話を聞かされる。

民間企業はどう対応しているのか気になったところ、日系企業の駐在員ブログでこんなことが書かれていた。「自宅が遠い人は雇わない」。なるほど。言い訳の根元を抑えるわけだ。

別の国でフィリピン人を雇っている知人も、「言い訳ばかりで全然仕事が進まない」と言っていた。インドネシア人はフィリピン人を似たもの通しと時々言うが、似ているのはそういうところなのだろうか。日本的には失態があれば言い訳は端的に、解決策を提示せよ、ということになる。しかし、ここでは言い訳を延々聞かされて、いかに自分のせいではないことを繰り返される。解決策が提示されることは稀で、自分の遅延によって完結できなかった仕事の尻拭いを「Up to you」と平気で言われることだろう。これもおそらく国民性で、よく理解した上で仕事しなければ上手く行かない。

例のスタバは結局、2時間遅れの8:30に開店。私の他に早朝によくいる常連は既にいなくなっていた。スタッフに「渋滞が理由?」と聞くと、今週は(どこにも書いていないが)8:00開店で、今日はシステムトラブルで30分遅れただけだそうで、あくまで私のせいではない、と言いたそうだった。

もう慣れているので、責めることもなく、明日は8時に開店することを祈るのみ。