ベトナム南部ホーチミン市の貧困層へ健康保険の掛け金を全額補助
ホーチミン市の貧困層は健康保険の加入料の全額を補助されることになりそうだ。ベトナム共産党の機関紙によると、ホーチミン市社会保険庁の管理する保険基金で余剰が約51億円(2015年)発生し、ホーチミン市は規定によってこの内20%(約10億円)を使うことができる。
ホーチミン市では、8万人の貧困層が健康保険証を有していない。健康保険の加入料は年間約3,000円。貧困層は3割負担で、政府が残りの7割を補填している。
今回の政策はこの3割負担分を保険基金の余剰で賄うもの。2017年の一時的な措置ではあるが、貧困層の社会保障カバレッジ拡大への貢献が見込まれる。
参照元:City supports 100 percent of health insurance cost for close poverty people