肥満大国インドネシアの食生活

糖尿然り肥満大国インドネシアもその直後を追いかけていくのだと思います。人口規模からしても、マレーシアを抜き去りアメリカのような状況も見えてくる。アメリカとの違いは国保がある点。政府支出は膨大となるのだろうなぁ。

色々な国に出入りしていますが、私の人生においてインドネシアは米国以来の肥満大国です。街を歩けば歩くのも辛そうな人がかなりいて、高額な糖尿病の治療を受けている人もちらほらいます。

食習慣といいのは変えられないもので難しい対策になりますね。食事に対して極めて保守的な民族なのだと思います。メニューは極めて少ない。彼らに言わせれば、スープ料理は五万と種類があるとのことですが、私からすれば味噌汁と豚汁くらいの違い。栄養素的にはごはんと汁物だけのことも多く、一日の食事で野菜を目にすることは極めて難しいです。

食事のバラエィの少なさから言えば、私の人生においてケニア以来の少なさです。中華料理屋に行っても、いつも通りアヤムゴレン(鶏唐揚げ)を注文したり。

また、極端に辛いものを好む食文化によって、味覚嗅覚が麻痺しているのかもしれません。麻痺というと言葉がすぎるかもしれないが、つまり、極端に辛い甘い塩辛いもの以外は物足りなく感じてしまうことだと思います。

知人とパスタを食べに行ったときに驚いたのは、カルボナーラに粉チーズでもかけているのかと思えば、麺が見えなくなるほど唐辛子をかけていたことです。それでは元の味もわからないだろうにおいしいの?と意地悪質問をしてみたりしますが、辛味がない食事は食事じゃないとのことでした。

インドネシア人は辛いものしか食べられないのに、日本旅行に行きたがるのはなぜ?和食食べても繊細さ分からんでしょうに。と、直球を投げかけると、大抵の人は唐辛子を持参するから大丈夫とのこと。

この国の食文化の発展と、肥満、糖尿、胃癌、脳梗塞、医療保険などを日々案じながら生活しています。