組織の予算と看板を利用して自分個人の名前を売ること
所属がある最大のメリットは、組織の予算と看板を利用して自分個人の名前を売ることができること。
これは常に心がけていることだけれど、ときどき組織のしがらみも思い出さなければならないこともある。
最近、ありがたいことに色々な会合に個人名で招待頂く機会が増えて、二つ返事で無理な日程でも登板している。
ほとんど無意識でYesから入るので、あとになって「それ、XXXの所掌範囲だからまずいよ」と内部で助言頂き、ハッとすることもある。
それでも一言ことわりを入れたり、直接の担当の人にも役割を作るように主催者に掛け合ったり、互いにメリットのある方法で内外調整をする。
この積み重ねで、良いサイクルが生まれる。単純に断ったり、担当に全て引き継いでいるようでは、個人の名は売れない。
弊社は国際機関の中でも特殊なのかもしれないが、個人事業主の集まりなので、個人名での仕事が多い。そのため、こうした仕事の仕方になっている。
個人名を売るための戦略として今年からはじめたこともある。これまではプレゼン資料の末尾に申し訳程度にメールアドレスを入れていた。今年からは表紙にLinkedIn、X、メールアドレスをアイコン付きで入れている。
特に英語界隈ではLinkedInはとても効果的で、老若男女問わず、若手から偉い人まで使っている。
最近ハマっているのは、LinkedInの投稿で組織内の報告を済ますということ。直属の上司や本部の幹部など、日常的に報告しない人々も、私のLinkedIn投稿を見ている。
SNSでの報告は、短文、写真入り、カジュアルなので、メールでの報告よりも頻度をあげて目に止まる。広報のアウトプットもこれで済むので一石二鳥となる。