日本と国連の発信文化の違い
弊社、2019年で創業100周年となります。第一次世界大戦の終わりに生まれたわけです。100周年記念事業の一環で、職員のインタビューがとられています。無愛想な私も逃げることは出来ず、先程撮影しました。
日本の組織で公務をやっていた身からすると、色々と驚くことがあります。今回のインタビューは私が好きなことを言って終わったわけです。たとえば、ILOの役割は何ですか、という質問を職員の数だけビデオに収めているわけです。そしておそらくどこかに公開するのでしょう。
これが日本の組織人であれば、発言の一言一言を何人もの人が押印して決裁した上で、カメラの前に立つことでしょう。
逆に言うと、私の発言を誰も擁護してくれないわけで、間違っていることを言うと、私個人が取り返しのつかない状況に追いやられるわけです。組織は守ってくれません。