国際協力を生業としていますが、仕事以外の部分を書いていきたいと思います。国際協力仕事人はどのような私生活を送っているのか。何を考え、キャリアを選択しているのか。様々な角度からコラムを書くことで、国際協力がより身近になればと考えています。

読みやすい英語を書くコツは一文を短くすること

仕事柄いろいろな人の文書を読んで編集します。書き手のタイプは大きく2つ。どう書くかを考えている人と、読み手がどう感じるかを考えている人。

前者は極めて詳細で抜け目ない文書を書く一方、難解すぎて他人がフォローしにくい。後者はシンプルでメッセージがクリアな一方、ツッコミはたくさん受ける。

国際機関で働いていると、どこの地域で生まれ、教育を受け、どの言語が母語かによって英語の文章のタイプが異なる気がする。こうしたタイプを把握したうえで、編集作業に入るとどこからどこまで詳細に編集し、どこから諦めるか取捨選択できる。

そういう小手先の知識も時折必要となる。そうしなければ、書き手の難解な文章のせいで自分の労働時間が長くなることもあるからだ。

一つ言えることは、読みやすい英語の報告書のポイントは一文が短いこと。文を短くするコツは、関係代名詞を減らすこと。そして不要な指示語や助動詞や形容詞を避け、言い換えを減らすこと。非ネイティブが非ネイティブと仕事する上でこれらは意思疎通を阻害する。keep it simple。

敦賀 一平 on Twitter

フォロワー500人もありがとうございます。なんかすみません、メモ代わりにここを使ってしまっていつも。

公務員は仕事を通じて交友関係を築きにくい

働いているとランチ、夕食、お茶、会議後の座談会、週末に仕事仲間とのゴルフ、飲み会などいろいろあります。 さらに読む

世界銀行とILOの対決

着任して四か月が経過し、見えてきたスタイルがあります。ILOで全力で仕事すると、労組、経済団体、政府と平等に仕事するので、他の国際機関の3倍忙しいのではないかということ。 さらに読む

自信は心構えで生まれない

「自信を持ちなさい」とよく助言する人がいるけど、自信というのは、「もうこれ以上できない」というくらいの努力で自分を追い込んだ結果であって、心構えで何とかなるものではない。 さらに読む

子供に夢持たせようとかばっかだなあ。まずは大人だろ。

武井壮さんの言葉です。これは常に思うことです。 さらに読む

競争を避けてキャリアを築くことの大切さ

これは共感します。競争に勝って今のキャリアがあるのでしょとよく言われるけど、競争を避けるためにはどうすべきかと考えて実践してきたから今があります。優秀な人なんて世の中に五万といるわけで、凡人の私が挑んでも勝てないですよ。 さらに読む

塀の外の犬の遠吠え

公的機関で働いてきていつも思うこれ。 さらに読む

ベトナムの社会保険と中小企業

97%のベトナムの会社は中小企業で、労働人口の半数を雇っていて、GDPへの寄与度は50%。中小企業の正規化(納税と社会保険加入)が国と労働者にとっていかに重要かがわかります。 さらに読む

国際機関の労働環境の改善余地

改善されつつあるとはいえ、国際機関の労働環境はまだまだ改善の余地があります。インターンと称した半年間のタダ働き雇用の正当化はもってのほか。 さらに読む

時代を先読みして適応する柔軟性

ライドシェア規制して権益守るよりも、せっかく呼び込んだ中国観光客のアシを中国企業DIDIに持っていかれることの方が経済戦略としてはマズイと思います。 さらに読む