悪態をつく外国人にならないように心掛ける

休日のバンコク。心躍らせてエチオピアコーヒーを待つ。カフェラテ受けとる目の前の客。北米訛りの英語で一言。フォームミルク嫌いなの。無愛想な一言で踵を返し作り直させる。北米では通用してもアジアでは受け入れられないな、その態度は。

これには続きがある。席についたこの客は朝食を待つ。この店では用意ができると声が掛かり、カウンターまで取りに行かねばならない。しかし、先程の件で恐縮した店員は、丁寧にテーブルまで朝食を届けた。そこで一言。ベジタリアンなんだけど、鶏肉入っていないよね。ミルクの件含め、先に言いなさい。

欧米に住むと日本のおもてなし文化を称賛される一方、「日本はお客様第一だけど、西洋社会は店員と客は平等よ」と得意気に言われたことが何回かある。なんともアホらしい。焼き加減やタレの指定などあらゆる細かい注文をした上で口に合わなければ作り直させ、チップの過多で評価する。どこが平等なのか。

自分が客であっても、細かな注文を付け加えることでどれほどの労力がかかるか、店員のことを考えた上で注文する。品位ある客でありたい。

社内調整の上手なマネジャーが密かにやっている「ひと手間」

課長クラス以上のマネジャーにとって「会議術」は、チームの生産性を上げるために必須のスキルです。ところが、私たちには「会議術」を体系的に学ぶ機会がほとんどありませんから、悩んでいるマネジャーも多いのではないでしょうか? そこで、ソフトバンク在籍時に「会議術」を磨き上げ、マネジャーとして大きな実績を残した前田鎌利さんに『最高品質の会議術』(ダイヤモンド社)をまとめていただきました。本連載では、そ…