塀の外の犬の遠吠え

公的機関で働いてきていつも思うこれ。

「システムの外側から遠吠えするようにシステム批判を繰り返しても、影響を与えられる事は殆どない。システムの内部にいて、それに最適化しながらも、システムの有様に対して発言力や影響力を発揮できる権力を獲得する為にしたたかに動く人だけが変えられる。」

大きな組織であればあるほど、外側からの遠吠えに対する防御力が高い。小さな組織しか知らない人の中には一人の遠吠えで組織が動くと思っている人がいるが、システムの歪みを見つけてボルトを締めて歩く地道な内部作業が無ければ何も変わらない。そしてそれは外側からは見えない、アクセスできないこと。

バカらしいと気付きながらもシステム内に留まって変革のための調整を続けるのは遠吠えより難しいことです。

経験上、外部から人を入れたとき、その人が変革を終えるまで気長にバカらしい調整に付き合ってくれることが稀で、能力があるので他へ移籍してしまうことが多い気がします。逆に踏ん張って内部で戦い抜いて改革した人は、世間ではカリスマと呼ばれます。

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読んでた本に良い事が書いてあった。 「システムの外側から遠吠えするようにシステム批判を繰り返しても、影響を与えられる事は殆どない。 システムの内部にいて、それに最適化しながらも、システムの有様に対して発言力や影響力を発揮できる権力を獲得する為にしたたかに動く人だけが変えられる。」

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@IppeiTsurugaJP @goando 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の本当の意味は、実はこっちじゃないかという気がしてきます…

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@IppeiTsurugaJP わかります。であるなら、大きい組織ほど外部から内部に人をいれる仕組みが必要ですね。特に競争原理が働かない組織には必須のような気がします。