グラブタクシーの雇用関係

仕事柄、インフォーマル経済の雇用関係に常に気を配っています。たとえば、グラブを使っているメータータクシーの雇用主は誰で、誰が社会保険料の雇用主負担分を払っているのか。

バンコクのメータータクシーをグラブで捕まえた場合、ドライバーはメーターを動かします。アプリ上では乗車前に価格が表示されますが、最終的にはメーターの数値で決済されます。

たとえば、THB188~245と乗車前に表示され、メーターはTHB173でした。このように予定より安上がりの場合もあります。

メーターを使っているということは、所属のタクシー会社へTHB173がレポートされます。一方、グラブへも手数料が支払われます。

この場合、会社がまとめてグラブへ手数料を支払っていて、ドライバーの社会保険料も会社が支払っていればドライバーの負担は軽減されますが、実際には色々な雇用関係がありそうです。