国際協力は実は孤独なひとり旅

国際協力は実は孤独なひとり旅。ちょっとうがった見方ですが、最近そう思うのです。

国際協力と聞くと、みんなでワイワイ楽しくやっているイメージを持つかもしれません。学生時代は確かにそうだったかな。

国際協力で飯を食っていくようになると、否が応でも独りの時間が増えます。それは僕が嫌われているから・・・というわけではないはずです(と思いたい)。

2~3年ごとに知らない土地を全世界転勤して歩くわけですから、同伴する家族がいなければ、基本的には独りで生活をしていくわけです。

なので、「国際協力を生業としてやっていく秘訣は?」と聞かれれば、こう答えるでしょう。独りで生きていく力。

いえいえ、独り身であることを悲観しているわけではないです。独りで生きていくというのは、単に、一人の時間が多くなるということです。

もちろん、転勤先で積極的にパーティーなどに出て、多国籍の友人を作る人もいます。僕も最初はそうでした。ただ、歳を重ねてくると、毎晩飲み歩いたり、西洋人に合わせてクラブへ行ったり、外で温いビールを飲みながら天気の話(話のネタが無くなると天気の話になります)をしながら夜更かしするのも疲れてくるわけです。

結局のところ、いくら予定を入れようとしても、予定が何もない日の方が多くなります。当たり前ですね。そのとき、異国の地で生活をしていると孤独に感じることもあります。

それをどう乗り切るか。乗り越え続けられるか。

国際協力を生業として続けていくには、この孤独なひとり旅とうまく付き合うことが大切だと思います。

2 返信
  1. 阿部宏明
    阿部宏明 says:

    現職が消防職員なのですが国際協力への情熱が上回り、数年後には国際協力の世界に行こうと考えております。現時点で43歳、消防職員としての現場スキルを国際協力に生かせるものか非常に不安でありますが、私は災害、貧困に苦しむ方に奉仕しようと決心しました。いつかこの世界でお会いできる事を願っております。

  2. Ippei Tsuruga
    Ippei Tsuruga says:

    コメントありがとうございます。情熱を保つことは大切だと感じています。陰ながら応援しております。また、フォーラムへの相談もありがとうございました。

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