インドネシアの産休制度改革

インドネシアで産休6ヶ月へ延ばす議論がある。

ベトナムも同じ期間。なぜ、資本家はインドネシアからベトナムへ移転するか、についてのヒント。インドネシアとベトナムの産休の違いは、産休手当が使用者負担と社会保険負担であること。全額賃金補填を六ヶ月する場合、女性が多い縫製産業はベトナムを選ぶ方が良い。保険料を毎月払うための予算を確保すれば良い。インドネシアでは女性は雇われなくなるか、産業が海外移転を選択せねばならなくなるかもしれない。

インドネシアで産休を社会保険化すれば、おそらく1%未満の保険料設定となる。使用者は保険料の支払いを通じて、使用者間で負担をシェアできるようになる。男性の多い産業には負担増となり、女性の多い産業には負担減となる。労働者は使用者のコンプラによらず、産休手当を受けられるようになる。社会保険料を使用者負担とするか、労使折半とするか、政労使で話し合って決めてもらわねばならない。産休手当制度を社会保険化する歴史的チャンスが今。