スイスの運転免許証の有効期限は死んだとき

タイトル、驚きですよね。

スイスの運転免許証の有効期限は、半永久なのです。つまり、死ぬまで有効なわけです。

自動車を買う予定がない私にとっては記念品に近いわけですが、取得しない理由はありません。

 

ジュネーブで運転免許証をとる

スイスに住み始めて1年以内に申請すれば、日本の運転免許証の書き換えができます。眼鏡屋で視力検査をしたり、書類を作成する手間はありますが、試験を受ける必要もなく、とても簡単に手に入ります。

アメリカのように態度の悪い窓口のお姉さんに書類不備で罵られることもなく、落とすための試験を受けさせられることもありません。それに嫌気がさして、免許を取らなかった2年前を思い出しましたが、今回はとても「気持ちよく」手続きできました。

ちなみに、書類が全てフランス語なので、Google翻訳には大変お世話になりました。手続きについてはここでは説明しませんので、先人たちの知見を借りましょう。以下にリンクを貼っておきます。

なお、ジュネーブでは日本の運転免許証もキープできますが、他の地域では取り上げられるようです。スイスでは各地域の権限が強いためか、地方行政の対応が異なることもあるようです。

 

スイスの運転免許証は先行投資

免許取得のコストは、約200フラン(約2万円)。申請料:150フラン、翻訳代金:17フラン、視力検査:20フラン、その他:13フラン。

高いか安いかは判断の分かれるところでしょうが、日本国外で仕事をしている私たちにとっては、安い投資なのではないかと思います。

だって、日本でも使えるのですよ。

東京のスイス大使館で日本語訳を作ってもらえば、日本の免許証無しでも日本国内で運転できそうです。

 

日本で運転するためには、次のいずれかの免許証を所持している必要があります。

1. 日本の免許証

2. 道路交通に関する条約(ジュネーブ条約)に基づく国際免許証

3. 自動車等の運転に関する外国(国際免許証を発給していない国又は地域であって日本と同等の水準にあると認められる免許制度を有している国又は地域(現在、スイス連邦、スロベニア共和国、ドイツ連邦共和国、フランス共和国、ベルギー王国、モナコ公国及び台湾の6か国1地域のみ。))の免許証

参照:警視庁ホームページ

 

さらに、スイスの免許証から日本の免許へ書き換えることもできます。

 

外国等の行政庁等の免許を受けている方は、その免許で運転することができる自動車等に関する日本の免許を、試験の一部免除により取得する手続を申請することができます。

申請場所

日本での住所地の都道府県警察の運転免許センター等

手続

申請に基づき、運転について必要な知識等又は運転に関する技能を確認し、運転することに支障がないと認められた場合には、免許試験の一部(学科試験、技能試験)が免除されることとなります。

 

参照:警視庁ホームページ

 

外国と日本を行き来する私たちにとって、常に煩わしいの免許証の更新。

数年に一度、日本に帰って講習を受けなければならないという何とも面倒くさい手続きです。

更新が近くなったときにどこにいるかもわからないのに、それに合わせて帰国しなければならないのは煩わしいですよね。

スイスの免許があれば、万が一、日本の免許証が切れてしまったとしても大丈夫(たぶん・・・)。

だって、有効期限が無い上に、書類申請だけで日本の免許証を取得できるのですから。

2万円くらい先行投資しても得だと思いませんか?

 

ただ、条約や制度改革のリスクはあるので、できる限り日本の免許証も更新しますが。

いずれにせよ、投資は自己責任ということですね。