国連筆記試験がChatGPTで無力化される可能性
ChatGPTが話題になっていますが、国連の筆記試験実施側としては極めて難しい時代となった気がします。
1時間くらいの小論試験で、回答作成後にメールで返答する形式が多い。たいてい時間が足りなくなるほど大量の文章を短時間で書かなければならないのですが、ChatGPTに小論課題をそのままぶち込んでコピペで回答用紙作成する人が出てきても不思議がないくらいレベルがそう。時間切れでいくつかの設問を白紙提出する人もかなりいるので、「自分で回答している最中に別の問題をChatGPTに任せておく」という人が出てきても不思議ではない。
なにより、今でもコピペで作成してくる回答者を見分けるのも難しいのに、ChatGPTを使われたら完全にお手上げだと思います。小論文をリモートで実施しているところ(弊社含め)は、小論をやめることも念頭に手法を変えないといけない。人事採用が極めて難しくなった。
高度な技術を擁する小論文はまだ問題ないかもしれないが、そうではない多くの筆記試験が影響を受けそう。
医師試験合格ライン間近。このレベルまでくると、人の目で採点する我々の昭和な手法では、最早筆記試験、小論試験の公平性は担保できないきがします。