国連で働きたいのですがどこが良いですか?
国連で働きたいのですがどこが良いですか、とよく聞かれます。こだわりがないのであれば、有名なところが良いですよ、と答えています。有名なところは、資金繰りがほかと比較して良いので、ポストが出やすいからです。
たとえば労働者と子供の写真では、後者のほうがお金が集まりやすいのは言うまでもありません。
ILOの社会保障のポストに関して言えば、全世界に50くらいしか無く、新規案件は世界で1年に1個くらいしか立ち上がりません。人事異動も5年に一度緩く促される程度で、20年くらい同じポストにいる人もザラです。空席が極めて少ない上に仲間内の競争になります。
一方で、人道援助や万人に受け入れられやすいお金の巡りの良いトピックを扱う機関は、コンサル、短期、長期と様々な公募を目にします。それぞれ条件が悪かったり困難はあるのでしょうが、カネと人の巡りの悪い機関と比べれば応募する機会は多いと思われます。
とはいえ、目標を決めてその道で勉強と経験を積むのが不可欠だとは思います。