なぜオンラインマガジン始めたのか、よく聞かれるので答えます

2014年3月、途上国の日常を連載するために

「そろそろ途上国駐在になるな」という気配がしました。

「駐在したら、週末とかに農村へ行って取材したり、毎日の就業後に首都のインフォーマルセクターでインタビューしたり、楽しいだろうなぁ」

「それをネットで発信したら面白いんじゃなかろうか」

「一眼レフも買おう」

そういうわけで、オンラインマガジン-THE POVERTISTの今の形を作りました。

2014年6月、天命で地獄へ

ところが、アメリカ合衆国首都ワシントンDC駐在が決定。

隠しても仕方がないので、正直に言いますが、仕事を続けていくモチベーションが底辺に落ち込んだのは事実です。

我々サラリーマンというのは、人事異動という天命が下れば、私情抜きに淡々と表では仕事をこなして、家では落ち込む。

だから、「DCへ駐在したことは不本意だったでしょう」と聞かれれば、「そんなことはありませんよ、学ぶことも多いですし」と即答してきました。

それがサラリーマンのあるべき姿です。

しかし、職場と自宅の往復の日々。

毎晩覚えたてのスコッチウイスキーを飲みながら物思いにふける日々でした。

2014年~2015年、学びのモチベーションに

ただ、そこで腐っていても次につながらない。

そう思って発信を始めたわけです。

オンラインマガジンで発信を続けるというのは、私にとって学ぶためのモチベーション。

私は完全にアウトプット型の人間で、本を読んだりインプットするのが苦手です。

だから受験にも失敗して浪人したのでしょうね。

ただ、アウトプットを前提にすると、寝食忘れて調べものをしたり、物書きをすることは多いです。

2016年以降、また本部へ

色々思うところもあり、ワシントンDC駐在の任期が終わる前に、ILOへ転職することとしました。

そしてさらに悩みましたが、途上国の事務所ではなく、本部ジュネーブ勤務を選択することとしました。

せっかく自分に選択肢があったにもかかわらず、念願の途上国ではなく、苦行の本部勤務を選ぶ。

バカですよね。

これにもいろいろな理由があって、「ジュネーブには行きたくないけど、仕事なら仕方がない」と思って選んだ背景があります。

簡単に言えば、「旅行気分であれば、迷わず途上国事務所」、「キャリアを考えるなら、本部でスタート」が理由です。

これについてはまた別の機会に詳しく書きますね。

話を戻します。

本部勤務というのは、現場から遠く、想像で仕事をせざるを得ません。

特に私の場合、途上国出張はほとんどなく、ジュネーブのデスクワークが基本です。

そのような状況下で、途上国での仕事を続けるためのモチベーションはどこにあるか。

オンラインマガジンを書き続けることが、モチベーションの維持につながっていると思います。

アジアやアフリカの現地紙を毎日一時間は読んでいます。

仕事で使うから?現在の仕事では全く使いません。

しかし、日々のニュースをフォローすることで、世界で、途上国の現場で何が起こっているのかを把握し続けることができる。

ローマは一日にしてならず

ニュースをフォローし続けることが私にとっての唯一の教材で、いつ現場へ行ってもすぐにキャッチアップできるための準備なのです。

しかし、単純にインプットだけであれば、私のモチベーションは続きません。

オンラインマガジンで少なからず共有できる。

これがモチベーションとなっています。

私が国際協力業界で辛うじて今も仕事を続けていられるのはおそらく、オンラインマガジンで発信を続けているためです。

もう何度も仕事を辞めようと思ったことはあります。

自分の思うように人生なんて上手くいきません。

サラリーマンは皆そうですよね。

クモの糸

オンラインマガジンは、クモの糸なのかもしれません。

学び続けるための理由であり、途上国と私を繋ぐ糸なのかもしれません。