文章を書く際に心がけていること

短く。簡単な言葉で。

来る日も来る日も文章を書き続けている。

これはもはや習慣であって、意識しなくても文章が頭に浮かぶ病気のようなものである。

日々の仕事でも他人の文章を編集している。

帰宅するとパソコンに向かい、今度は自分の記事を原稿用紙数枚分書き上げる。

自分が記者であり、編集者だ。

毎日欠かさず、トイレに行くような頻度で文章を書く。

書く際に気を付けていることがある。

短く。簡単な言葉で。

中学生にでもわかる言葉で書く。

国語の現代文の試験がなぜ難しいか。

指示語が多く、一文が長く、難しい言葉を使うためだ。

そんなものは、伝える文章とは言わない。

メッセージを伝えるための文章には、余分な装飾はいらない。

情報量も少なくて良い。

余分な贅肉を極限までそぎ落とした文章。

それが理想の文章だ。

文章を書き終えた後、心がけていることもある。

音読だ。

書き終えた文章を声に出して読むことで文章のテンポがわかる。

私が最も大切にしていることだ。

文章を書くときは、「短く、簡単な言葉で」と言い聞かせながら「頭で書く」。

文章を書き終えた後は、「耳で確認」する。

最終チェックが終わった譜面を見る。

最後にもう一度自分で歌ってみる。

美しい音階を奏でれば、合格だ。