読みやすい英語を書くコツは一文を短くすること
仕事柄いろいろな人の文書を読んで編集します。書き手のタイプは大きく2つ。どう書くかを考えている人と、読み手がどう感じるかを考えている人。
前者は極めて詳細で抜け目ない文書を書く一方、難解すぎて他人がフォローしにくい。後者はシンプルでメッセージがクリアな一方、ツッコミはたくさん受ける。
国際機関で働いていると、どこの地域で生まれ、教育を受け、どの言語が母語かによって英語の文章のタイプが異なる気がする。こうしたタイプを把握したうえで、編集作業に入るとどこからどこまで詳細に編集し、どこから諦めるか取捨選択できる。
そういう小手先の知識も時折必要となる。そうしなければ、書き手の難解な文章のせいで自分の労働時間が長くなることもあるからだ。
一つ言えることは、読みやすい英語の報告書のポイントは一文が短いこと。文を短くするコツは、関係代名詞を減らすこと。そして不要な指示語や助動詞や形容詞を避け、言い換えを減らすこと。非ネイティブが非ネイティブと仕事する上でこれらは意思疎通を阻害する。keep it simple。
敦賀 一平 on Twitter
フォロワー500人もありがとうございます。なんかすみません、メモ代わりにここを使ってしまっていつも。