インドネシア政府の年金改革の内部会合に呼ばれ

ジャカルタ郊外の避暑地ボゴールにて、インドネシア政府の内部会合に急遽参加。年金制度改革をどの方向に持っていくか細かい数理計算やオプションの利点欠点など議論。省庁間で政策志向は異なるが、皆自分の子供の世代が苦労しないように、半ば怒号の真剣な議論のぶつかり合い。

火中の栗を拾う形で、唯一の国際機関で唯一の外人として参加。争点とすべき点や、ILOの提案利点も説明。

午前中は、JICA研究所時代の同僚でインドネシア大学で出世した知人と面会。すごい数の論文を生産しているので、チームマネジメントについて助言もらった。それとは別にはっとしたのは、インドネシアで出世する人は博士号を持っていて、複数の仕事を掛け持ちしていることが多い。それは無休の諮問委員会だったり有給の研究チームだったり。日本でこれをやろうとすると兼業規程だの面倒なことが多い割に、報酬も安い。インドネシアは優秀な層にとっては自由度が高い。刺激をもらった。