インドネシアの仕事文化

インドネシアのしごと文化。自分の意見は言うけれど、妥協点を探って合意形成するという感覚は乏しい。議論のための議論でもなく、会議で発言してスッキリ。という感覚なのか、発言以外はスマホに目を落としていることが多い。リーダーは話を聞く場を設けることが重要で、トップダウンで決定する。

忖度社会は似ているが、妥協点を探って、はんこリレーの末にみんなで決める日本社会と異なる。ふとそんなことを考えていると、自分の義務教育で何があって、こうなったのか振り返る気になる。

小5か6のときに、生徒会の書記に立候補した。会長副会長の次のポスト。候補は二人で、僕は僅差で負けた。僕の人生で最初で最後の大きな選挙。いかに学校を良くしたいか、たすきをつけて演説し、開票を音楽室で見届けた。負けた理由は相手のスケート少年団の組織票が、僕の剣道少年団の組織票に勝ったためだ。三十年も前の記憶だが、よく覚えている。学んだことは、みんなの気持ちを感じること、組織票、合意形成プロセスの大切さ。日本社会で小学校時代に学んだことだった。インドネシアではどうなのだろう。

剣道の話をすると、小1から中2まで九年間、週4時間やっていた。その他に、夏場は週10時間サッカーを10年間やって、冬場はスピードスケートを週10時間6年間やった。子供の体力は恐ろしい。この生活をしていて、今は頭を使う仕事をしているのだから、もう少し勉強しておけばよかったと思う。