世界の床屋さんとの関係性

世界中をグルグル周りながら生活していると、どこで髪を切るかが課題となります。多くの駐在員は、どうにかこうにか日本人やアジア人が経営する床屋を見つけるか、一時帰国まで我慢するかしています。

私は面倒くさがりな性格もあって、基本的には地元の床屋に行きます。高校時代は最先端のヘアスタイルで校内で話題となるほど髪型にこだわっていた私ですが、近頃は発想がかわりました。

自分のしたい髪型という概念を捨て、地元の髪型に慣れるという発想です。これまでケニアのキベラスラムのバリカンオンリー床屋、カンボジアの路上のバイト学生など、日常的に地元の床屋に通ってきました。

最近では、今日はどんな髪型になるのだろう、というワクワク感さえあります。言葉が通じないわけですから、切る方も恐る恐る、かつ、やりたいように切ってくれます。その結果として出来上がるのは日本人らしからぬ風貌。

最近もことあるごとに日本人には見られません。英語の発音もあるのでしょうが、髪型的に華僑だと思われるようです。

さて、私の番がきました。カット顔剃り450円。床屋の椅子は日本製タカラ。それでは行ってきます。