日本のバスがスリランカの古都を走る
コロンボージャカルタ間はスリランカ航空が直行便を運用しています。古都ゴールからは高速道路で3時間。会議運営会社の方がバスをアレンジしてくれて、早朝7時の便に乗るために深夜2時にロビー集合となりました。
30分経てど、バスは来ません。実は会議参加者が滞在するホテルは2箇所あり、こちらのホテルから出発するのは私だけ。
「これは忘れられる可能性あるな」
よくあることなので危機管理のアンテナが動きます。前日から嫌な予感がしていたので2度確認を入れましたが、どうやらバスの運転手は忘れていた様子。
もう一方のホテルをバスが出る頃に、インドネシア国営電力会社社員(今回の会議で会った)に「運転手が忘れていたら伝えておいて」とWhatsAppで連絡していたことで助かりました。
バスに乗り込むと全員苦笑いで迎えてくれ、彼にお礼を言い、最後部座席に腰を下ろしました。
消灯された車内で顔を上げると、日本語の文字。このバスは長年日本で活躍した観光バスのようです。かなりの年季です。
この国では大型バスはもちろん、トラックも「左へ曲がります」と日本語を話しながら左折します。日本の車両がスクラップにされず、世界の片隅で役割を得て活躍しているのは嬉しいですね。
では、少し寝ます。良い一日を。