英語が分かると使えるは違う

英語が分かると使えるの間には大きなギャップがあるように思います。英語が分かるというのは、インプットの話。英語が使えるというのはアウトプットの話です。

つまり、英語が分かるというのは、リーディングとリスニングが得意だということ。英語が使えるというのは、スピーキングとライティングが得意だということ。この垣根はとても大きく、全く別の次元へのステップアップだと考えています。

あなたはインプット型?アウトプット型?

私の経験則ですが、日本で受験勉強が得意だったと感じる方は、インプット型の勉強が得意なはずです。したがって、受験戦争の勝ち組の皆さんは、早く正確に読解でき、英語のニュースやドラマ・映画を見聞きしても理解できる人が多いはずです。一方、アウトプット型の人は、発音が良く、話すのと書くのが得意なはず。

日本の英語教育というのは基本的にインプット型をメインに授業で教えます。だから、英語を教科として勉強するのが得意な人はつまり、英語の点数が良い人。英語の点数がなぜ良いかと言うと、リーディングとリスニングに重きが置かれているためです。

たとえば、センター試験を考えてみてください。私の時代のセンター試験は、スピーキングとライティングはテストされませんでした。アウトプット族にとっては非常に不利な仕組みですね。

ここで言いたいことは、自分がどちらのタイプか理解することの大切さです。その判断基準のひとつが、日本の受験やテストが得意だったかどうかです。

アウトプット型の生きる道

私は完全にアウトプット型です。日本の受験では完全なる負け組み。高校三年間英語の授業は全くついていけず、赤点ギリギリ。1年間浪人をしてやっと、センター試験で70%とれたレベル。大学の英語の勉強もまるでダメ。学部時代のTOEIC最高点は440点でした。

ニュージーランドへ語学留学して8ヶ月。英語を使うことをメインとする教授法が合っていました。ニュージーランド人の家庭で8ヶ月寝食ともにすることで、日常生活から学ぶ方法です。勉強しているという感覚は無く、普通に生活する中で、わからない表現を質問していく中で英語が身についていきました。

座学が苦手な人は勉強方法をアウトプット型に変えてみると良いかもしれませんね。

ちなみに、実は今でもリーディングは苦手です。文書を早く読めないのです。対処法として自動読み上げソフトをPCに入れていて、文書を読むときは目ではなく耳から入れることで読解スピードを上げています。

目から入ってくる情報は記憶に残らないのですよね・・・。