ジュネーブは鶏肉が高いので、丸鶏を買ってきて解体するのがおススメ

スイスで生活していると、物価の高さに驚かされます。特にジュネーブに至っては、世界一の物価水準です。ただ、農作物など一部の食品はとても安く手に入ります。

しかし、肉類は本当に高い。鶏肉はささみ1パック700円くらいします。たしかに、1パック単位に入っている量が多いので単純比較はできませんが、少ない分量のパックが売っていないので買わざるを得ません。しかも、ささみだけ何百グラムも食べたくありませんし、他の部位も食べたい。一人暮らしにはつらいです。

ただ、よく見てみると、すでに各部位に分けてパックされている肉類は高いものの、丸鶏(鶏の頭だけとった本体)は安い。1羽800円程度で買えます。ささみ1パックとほぼ同じ価格で全部位が食べられる。こんなおいしいことはありません。

というわけで、私は丸鶏を買ってきて、週末に解体したりしてます(解体方法は、You Tubeを貼っておきます)。写真の公開は自粛しますが慣れてくると、手羽先、ドラムスティック、もも肉、むね肉、ささみ、とり皮、鶏ガラにきれいに分けることができるようになります。

鶏ガラは青ネギや香味野菜などと一緒に煮込むことでおいしい鶏ガラスープになり、とり皮はフライパンで炒るとおいしい鶏油になります。これに醬油やニンニクを足すと、ラーメンのスープが出来上がります。まあ、いろいろな使い道がある丸鶏。もし、丸鶏しか手に入らない状況になっても、これで大丈夫だと思います。

私の場合、ジュネーブに次いで物価が高いアメリカの首都ワシントンDCに滞在していたのでこういう生活は慣れましたが、ジュネーブ駐在員が一人で丸鶏を解体しているとは皆さん思わないでしょうね。

ワシントンDCやジュネーブは、シニアスタッフになってから来ると、収入や家族環境などの面で充実した日々を送ることができると思います。若いうちに来ると、物価の高さゆえ、多少の倹約生活を求められます。丸鶏の解体スキルもこのような環境で得られた生活のテクニックといったところでしょうか・・・。