インドネシアの忖度社会の末路
日本と西洋社会の両方でマネージャーを経験した人には頷けることが言語化されている良い記事。
リーダーシップに情緒的な権力を用いることは、欧米のマネジャーからはプロフェッショナルではないと見られ、地位の権力を重視することは、日本のマネジャーからはあまりにも無知で攻撃的と見なされる可能性がある。したがって、異文化間におけるリーダーシップの成功は、まず自分自身のリーダーシップスタイルを分析することから始まる。
パリッサ・ハギリアン. 2022. 「やる気のない学生とはお茶を飲め」の深い意味. 東洋経済ONLINE
インドネシアは日本以上に日本的。忖度が忖度を呼び、リーダーが喜ぶことだけが報告としてあがってきて、バッドニュースは大問題になるまでリーダーの耳には届かない。
インドネシア社会を見ていると、リーダーの役割はみんなの意見を聞く場を設けることであって、聞くことではない。発言の場を与えることが大事なのであって、採用するかは重要ではない。うまくガス抜きしながら、自分のやりたいようにサブスタンスを進めていく傾向がある。
形式を重視する日本以上に日本的。
「やる気のない学生とはお茶を飲め」の深い意味
それから15年、多くの失敗を経て、私は、 異文化チームで結果を出すには、地位的権力と情緒的権力を組み合わせることが最良の解決策である と確信している。 …