ドバイワールドカップが夢のまた夢だった時代

競馬は日本が世界一の競技に成長した。私が競馬にハマった中学生の頃、ドバイワールドカップは夢のまた夢だった。今となっては世界中の騎手が日本を目指し、賞金もトップクラス。早来と日高の対立は深刻だが、三十年前は考えられなかった夢が現実。サッカーでいうプレミアリーグが競馬界のJRA。

と、呟いた直後にオルフェーヴル産駒が優勝。関係者の皆様おめでとうございます。万年銀メダリストだったステイゴールドの血が花咲いた瞬間に感動。馬券が買えない中学のときに友達と予想対決をやっていて、ステイゴールドの複勝でポイント稼いだ思い出が蘇る。馬産地が近かったため、競馬も身近で

ファレノプシスの桜花賞からサイレンススズカの天皇賞秋までは欠かさず見ていて、ビデオ録画もして何度も見返していた。ドバイワールドカップを日本馬が日本人騎手で優勝し、他のレースも多くの日本馬が勝つ。夢が現実になった。

日本の競馬のレベルの高さを感じるのは、日本で対して活躍していない馬がドバイやサウジで超高額レースをポンと獲ってしまうことが増えていること。日本社会で中々活躍できずに燻っているサラリーマンが海外に戦いの場を変えた途端に花開くパターンに似ている。自力があり、環境を変えて開花する例。

そして、川田騎手のインタビュー、カッコ良すぎる。乗り方ももはや日本人ぽくなく、ゴール通過後に出馬表見直して初めて日本馬だと気付いた。同世代の日本人が国外で活躍する姿は本当に嬉しい。おめでとうございます。