ロンボク島からイギリスへ出稼ぎへ行った場合の収支

日本の移民労働政策に疎いのですが、繁忙期限定で季節労働者の受け入れはやっているのだろうか。田舎のインドネシア人は欧州へ果物の収穫期限定で出稼ぎに行っている。

イギリスのケントに果物収穫のピッカーとして六ヶ月契約で出稼ぎに行ったインドネシア人の例。彼の地元ではホテルスタッフとして働いて最低賃金月給2百万ルピア(2万円)で手取り1.5百万ルピア。イギリスでは成果報酬(収穫量)で支払いを受け、週360ポンドの手取り。農家が住居を貸してくれて、一泊10ポンド。税金や光熱費など天引きを除けば、月収30百万ルピア(三十万円)となり、インドネシアで稼ぐことのできる年収を一ヶ月で稼ぐ。

経費。一年目はエージェントに90百万ルピア、ビザに5百万ルピア、航空賃に25百万ルピア。六ヶ月の契約のうち四ヶ月分の収入が経費となる。それでも半年で国内の収入の二年分を稼ぐことができる。

二年目以降は農家から直接メールが届くようになり、エージェントを介さず自分で手続きを行うため、30百万ルピアのみの経費。農家はビザ申請用のレターを書いてくれる。半年で五年分の稼ぎとなる。