国際機関やJICAの職員の仕事は業務発注
今日からダナンへ出張です。飛行機にスーツは私だけでした。植民地時代の町並みが残るハノイに対して、ダナンは日本の地方都市のような感じです。
国際機関やJICAの職員の仕事の大部分を占めるのは、実はコンサルタントへの業務発注だったりします。
複数のプロジェクトを少人数で動かすとき、自分でペーパーを書いたり分析したりすることはあまりなく、発注するわけです。そうすることで同時並行で複数のプロジェクトを進めることができるわけです。
ここで必要なスキルは発注力。早く正確に論理建てて指示書を書き上げること。その上で技術的な手法や内容を指導できる専門性も求められるわけです。
若手の頃に専門性の高い分野でコンサルタントへ発注すると、自分の専門性の不足を実感しながらもコンサルタントから多くを学ぶことができます。
大きな組織で仕事をする醍醐味はこんなところにもある気がします。とはいえ、キャリア十年で最近見えてきた謙虚さなわけで、若手の頃は勉強して負かしてやるとしか思っていませんでした。謙虚さと勢い大事です。