2024年6月のつぶやきまとめ

一ヶ月のつぶやきまとめ。

1日

投資やスタートアップに関心のある人は知っているピーターティールの著書。何かやりたいことがあるのに、様々な制約が頭にちらついて踏み込めない人に勇気を与えてくれる。

3日

明日、労働省に年金改革関連で呼ばれているので今日は準備の日です。シンガポール、マレーシア、日本の年金制度を比較して、どれがよいか説明するのが宿題です。先週は財務省から日本の遺族年金の照会がありました。インドネシアの年金改革も佳境です。

シンガポールの年金制度は歴史が長く、複雑かつ特殊。朝7時からはじめて夜21時までやって、ようやく詳細を把握することができた(ジムと通勤含む)。野村資本市場研究所の北野さんのレポートには助けられました。この複雑なシステムを端的にまとめるすごい人がいるものです。シンガポール人の同僚にも助けられ、何より、CPF(シンガポールの年金事務所)のウェブサイトが端的かつ詳細で美しい。

4日

インドネシア労働省での一幕。シンガポールと日本の年金制度を比較し、詳細設計を説明しているところです。大きなイベントばかりやるのが援助ではなく、私の主戦場はこういう日の当たらない労働省の一室です。今日は同時通訳を入れている三時間の講義と議論でした。

7日

組織文化が国際機関ごとにめちゃくちゃ違うので、みなさん、これ大事。弊社は個人戦です。自分で考えて、仕事を作って、資金調達して、専門家探して、専門的な調査・研究して、プレゼンするという、サイクルを黙々とこなすことができる人はあっていると思います。

インドネシア社会保障審議会のアグス・スプラプト議長、アンディ・ウィリアム・シナガ氏、事務局職員と協力の可能性について議論を行いました。特に、現在進行中の年金改革について、政府、労働者、経営者が対話する場を設けるなど、協力します。

また、書籍の件、たくさん先行予約いただいてありがとうございます。

8日

李登輝さんの本。これは台湾民主化の父李登輝総統の著書で、アジアのリーダーとして日本に期待することと、不甲斐ない日本の姿を語っています。国際社会からみた日本人の強みと弱みを見事に言い当てられているようで、背筋が伸びる思いで読みました。

8日

日本時間16時30分頃から、少し話そうと思います。国際協力、キャリア、本のことなど、X(スペース)で音声のみです。聞いて頂いたみなさん、ありがとうございました。台本なく話し続けたので、話のまとまりがなかったかもしれませんが、音声ファイル置いておきます。夕食の準備でもしながら聞いてみてください。

9日

日々の仕事で大切なのは型(テンプレート)を作ること。日課を決め、無駄な判断をしなくて良いようにする仕組みづくり。一日に判断できる上限が決まっているので無駄使いしない。生活・仕事の習慣と事務作業の機械化で判断回数を減らす。

14日

香川ネタ。年末に十数年ぶりに高松へ帰った。香大時代にお世話になった黒田屋や多くのうどん屋が中心街から姿を消したのは寂しかった。それでも、うどんの鶴丸、さか枝、竹清、商店街の定食屋仲見世、かしわバター丼の武内食堂、モダン焼きのわらべは健在でジーンときた。皆さん、立ち寄りの際はぜひ。

16日

ユニクロの柳井会長が二十年前に書いた創業秘話。その一節。「続けて何十店か出していくとブレイクスルーするポイントがやってくる。そこから急にバーンと売り上げが伸びることがある。」僕らの仕事にも当てはまる。成果品を出し続けることで急に評価され始める。

18日

インドネシア労働省の幹部に「社会保険義務を皆平気で守らないのどうしたら良いかな」と聞かれ、「家庭で子を叱って規律を学ばせ、初等教育で時間を守ることを教え、大人の違反には罰則を課し、それを二世代続ければ、三十年後には良くなってます」と答えた。苦笑いだったが、納得はしてもらえたようだ。

20日 

今朝、インドネシア大学の模擬国連執行部から打診があり、来月開催される模擬国連の大会で基調講演します。インドネシア大学に留学している。日本人の方もいればそこでお会いしましょう。

20日 

ILO事務次長とASEAN事務次官の表敬会談です。 裏話ですが、昼過ぎまで家でアジアの雇用保険制度の比較レポートを書いていて、気づいたらこのアポ時間ギリギリになっていました。自分だけスニーカー、ノージャケット、ノータイのカジュアルで、他全員スーツでした。考え事しながら準備したせいで、会議はじまるまで自分の服装に気付かない失態でした

21日

AI進化の速さに驚く。また、Claudeの新しいバージョンが昨夜発表された。使ってみなければわからないので、試行錯誤は以下の通り。他にも使い方あれば教えてください。

4月。Keep(音声入力)→Claudeで編集→確認→ブログ。感動。

5月。仕事の物書き業務。音声入力で一人でブレスト→Claudeで正文→確認→提出。絶句。

6月。YouTubeで思いついたことをダラダラ話す→Notta(文字お越し)→Claudeで記事ドラフト→確認→ブログ。気絶。

次は、自分のAI映像作って、インドネシア語でプレゼンさせるのをやってみたい。

21日

サッカー好きな国際機関志望の方にはわかると思うのですけど、ブンデス行った福田選手の感想。 福田師王「最初は全然何もできなかったですけど、今では普通にやれています。」 内田篤人「環境って大事ですね。慣れというかね。」 どの業界でも、結局、入ってから慣れることで伸びるので、実力不足なので浪人、留年、留学、自習して実力つけるべきか悩んでいるのであれば、入ることを最優先にしたらよいです。

資本主義経済であれば本来、介護人材不足は給与を上げて他業種から人材を採用し、他業種で機械化して人材節約するというのが成長国家だと思う。

23日

直前の予定変更、スピーチを事前依頼せず当日ぶっつけでやらせる。インドネシアで私たちは毎日経験することですが、国賓級でも同じ対応なのですね。これを「サプライズ」と報道していますが、先方の調整不足であることが多く、他方で悪気がないのがインドネシア人です。

30日

ジャカルタの山手線。旧JR車両が走っているので、ほぼ日本。

インドネシア庶民はコーヒーをフィルターで濾さない。お湯を注いで待つ。豆が上がってきたら揺すると沈む。上澄みを飲む。ちなみに、インドネシアのドーナツは隠れB級グルメ。薩摩芋の生地を一つずつ揚げてくれるのでおいしいです。場所は限られているけど。

ジャカルタで物乞いが増えた気がする。私は低・中所得世帯が暮らす街を歩くのを日課にしている。インドネシア人の知人はスラムと呼び近づかないが、こうした世帯が多数派であり、日常なのです。