国際協力とゲイとジェンダー

今日はジェンダーの話です。

実は、国際協力業界は女性とゲイの方が多いです。主に海外の話です。

私が知る限りでは、世の中にあるすべての職種の中で一番女性やゲイの皆さんが働いている業界ではないかと思います。

 

会議に出席すると、男性は自分一人。

若手の独身男性を探してみると、いわゆるストレートは自分だけ。

こういう環境が最近の日常です。

 

知人には普通にカミングアウトしているし、自分のジェンダーに誇りをもって仕事をしている人が多いです。

私もこういう環境で仕事しているので何通りもあるジェンダーのうち、自分が男性でストレートだという認識で生活しています。

まったく深く考えることなく、そういう感覚でいます。

 

私が卒業したイギリスの大学院は、国際開発の分野では世界一の大学院です(私がすごいわけではありません)。

この大学院がある場所はブライトン。

この町はゲイのメッカです。

町には手を繋いで歩く同性カップルがあふれていますし、毎年大規模なPRIDEパレードが開催されることでも有名です。

 

また、ワシントンDCに駐在していたときに住んでいたデュポンサークルという地域もゲイのメッカです。

PRIDEパレードはもちろん、毎年女装した人がハイヒールでレースをするイベントも盛り上がります。

私が普段通っていた最寄りのステーキハウスも、ストレートの私の方がマイノリティでした。

 

こういう環境でここ10年くらい公私ともに過ごしているのもあるかもしれませんが、様々なジェンダーの人たちと過ごす日々は、私にとって普通の環境になりました。

 

国際協力業界といっても広いので、こういう環境は私の周りだけかもしれません。

ただ、国際協力業界でキャリアを積んでいると、これほどまでにジェンダーに関してはリベラルな環境がある。

様々なジェンダーの人たちがオープンに仕事をしている。

こういう環境なので、統計データに男女だけでなく、LGBTも入れるべきかどうかも当たり前のように議論になります。

 

ここをご覧になっている方の中にも、国際協力業界のジェンダーバランスに関心がある方もいるかと思います。

また、日本ではまだ閉鎖的で悩んでいる方もいると思います。

国際協力業界はジェンダーに寛容ですよ。

そういうことを伝えたくて、今日はこのトピックで私の身の回りのことをご紹介しました。