国連職員の年金

国連職員の年金について話題になっていた。

UNJSPの計算式を覚えてないのですが。Accrual rate 1% (10年以降1.5%)でEligibility 最低5年拠出だった気がする。なので十年勤めればReplacement ratio 10%で最後の給与が高ければより多くもらえる。同じ十年勤務でも平社員と偉いさんで引退するのではだいぶ違う。

このAccrual rateのままだとすると、十年未満の短いキャリアの人が長期キャリアの人の年金も支えてる感じなので、長い間UNで生き残ると年金はお得になる仕組み。

国連キャリアは短期高収入で契約途切れ途切れ、所属国無しとなるので、国民年金加入もできず、資産運用もハードル上がります。

日本の国民年金は例外的に非居住者でも任意加入が認められていますが、国内の住所が必要で、親族が代理で保険料納付する必要があります。最近はカード決済できるので、数年分自動決済していますが、住所なくなったら恐らく継続できなさそうです。

こういう特殊事情があるからこそ、タックスヘイブンという話も出てくる。スイス勤務時代に受けた営業の記事を貼っておく。国連キャリアを続けていると社会保険や金融の観点からは非居住者状態がずっと続くので、日本を含む多くの国で社会保障や金融機関から面倒な手続きやお断りを受ける。

資産運用や年金制度は、長期積立が前提で将来の所得保障となる仕組み。非居住者がずっと続く国連職員の場合、これらはほぼ不可能。だから、国連は年金制度を自前で持っているし、非居住者に寛容なタックスヘイブンで落ち着いた資産運用をしている人も多いのではないだろうか。私は持ってないけど。

タックスヘイブンで投資しませんかという営業 | Ippei Tsuruga

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