日々の仕事の話(SDGsと障害と社会保障)

職場へは徒歩通勤なのですが、いつもボーっとしながら歩いています。

仕事のことやThe Povertistのことやこのブログのネタもだいたい歩きながら思いつき、考えをまとめています。

 

今日は、どんな仕事してるのかという話を少し紹介したいと思います。

国連職員というと、「ブルーのジャケットと帽子をかぶってUNと書いてあるランドローバーに乗ってアフリカの大地を走っている」姿を思い浮かべる方が多いと思います。

実は、そうでもないです。

目を輝かせて話を聞きに来る学生さんには、たしかにそういう話もします。

ただ、それだけでは日々の業務がどうなっているのかはあまり想像できないのだと思います。

 

脆弱な人々(Vulnerable Group)とは誰のことか?

はい。これが今日の午前中の課題です。

持続可能な開発計画(SDGs)の目標1は貧困撲滅です。

その下にぶら下がっているターゲットというのがありまして、目標1のターゲット3、つまりSDG 1.3というのがあります。

SDGs 1.3は、「貧困撲滅には社会保障が必要なので2030年までに加盟国みんな社会保障を整備しよう」というものです。

それで、ILOの社会保障局が担当を割り当てられていて、指標の設定も担うことになっています。

そこで、問題は「脆弱な人々(the vulnerable)」も社会保障でカバーしましょうとなっていること。

誰じゃそれ!と、まあ、定義があやふやな訳です。

あれこれネットサーフィンして、国連の過去の文書から定義を見つけてまとめて・・・という作業で半日終わりました。

 

GOAL 1
End poverty in all its forms everywhere

TARGET 1.3
Implement nationally appropriate social protection systems and measures for all, including floors, and by 2030 achieve substantial coverage of the poor and the vulnerable

INDICATOR 1.3.1
Proportion of population covered by social protection floors/systems, by sex, distinguishing children, unemployed persons, older persons, persons with disabilities, pregnant women, newborns, work-injury victims and the poor and the vulnerable

 

障害と社会保障

障害と社会保障の文書がありまして、それを読んでコメントしたりなんかしていました。

それで午後は終わりです。

 

最後だいぶ端折ってしまいましたが、一日の仕事はこんな感じです。

割とネットサーフィンが仕事の職員も多いと思いますよ。と、言ってしまえば押しましですが。

SDGsにかかわっていますよ。と、言えばカッコよくなるでしょうか。

モノは言いようですね。