リモートワークをする際に部下が気を付けるべきこと

世界中の大企業がリモートワークは非生産的だったと結論付け、オフィスワークへ回帰している。Business Insiderは、「リモート廃止の理由がわからない」とする日本の社員3名の記事を挙げた。使用者側からの視点で考えてみる。

リモートワークで実利があるのは通勤時間の有無。通勤時間がなくなった分、私生活の充実に充てる人と、通勤時間分を仕事やキャリアに充てる人の間で、明確な差が出る実感がある。

リモートワークで重視されるポイントとして上司から部下へのコミュニケーションが挙げられるが、部下から上司へのホウレンソウ不足による部下の評価悪化もよく見る。仕事はしているのに、上司には伝わっていないパターン。

在宅出社問わず一日の中でフレックスタイムを導入していると、部下や上司がいつ働いているのかはほとんど把握できない。「時間ではなく成果で」というのは言うがやすし、成果で全て判断できる仕事はほとんどない。

私は有給以外にも病欠や家庭の事情など、様々な理由で休暇が随時付与される。ここで重要なのは、求められなくともホウレンソウをこまめにやること。当日の朝に体調が悪くて病欠となったり、電話連絡したときに外にいたり、顔を合わせないからこそ「サボってる?」という不信感が生まれる。

私の場合はスタッフが何をしているのか管理することは当の昔に止めた。テレビ会議に子供が出てきたり、病欠が増えたり、勤務時間に外にいたり、上司目線では不必要に懐疑的になってしまう。これは正すことができない。成果で測れない仕事も含め、目標と成果決め、厳しく評価し続けるしかない。