ワグネルの乱とマキャベリの君主論とチームマネジメント

マキャベリくだりは現代社会にも真実なのですね。

傭兵制や外国軍に依存するのでは、国家の統一と自立は不可能であり、国民軍の創設が必要

私は同じことが私たちの仕事にも起きていると感じる。国際協力を担う国際機関や二国間援助機関は、加盟国や政府の要請で人件費を削り、活動費を増やすことを求められて久しい。これは馬鹿げたことで、職員を減らし、監理業務量を増やし、外注を増やせということ。

マキャベリの経験によれば、外注先(傭兵)は利益優先で動くため、指示書以上の仕事はしない。職員は前線から遠のき、監理業務という名の会議やお茶会がメインの仕事になる。

これでは組織の弱体化を招き、専門性は外注先に依存する。マキャベリの結論は、組織の根幹は外注せず、自前の職員でやるべきというもの。