麻生議員の「失言」を騒ぐ人たちに呆れる

麻生議員が上川外相の容姿を揶揄したという話で世間が騒いでいる。実にくだらない。文脈を読むことができなくなったジャーナリストやそれに迎合する人々に呆れざるを得ない。

麻生氏は1月28日、福岡県芦屋町での講演で、上川氏について「俺たちから見てても、このおばさんやるねえと思った」「そんなに美しい方とは言わんけれども、英語できちんと話をし、外交官の手を借りずに自分でどんどん会うべき人に予約を取っちゃう」などと語った。(朝日新聞デジタル)

言葉に注目されているが、言説の本質を経験則で理解できる日本人は少ない。国際社会で容姿を語るのがタブー視されるのは、美男美女が得する(アポ取りやすい等)場面は明確に存在する。それに頼らず、実力で外交をやっていて素晴らしいという趣旨。

外国の立食パーティで知人もいない中、隅っこに立ち尽くして黙々と食べ物を口に運び2時間潰す。立っているだけで話し掛けられる人々を横目に見ながら。私のような根暗非美男子の中には同様の経験をしたことがある人もいるのではなかろうか。

まじでダサい話だが、自分がどっちの立場なのかわきまえたうえで対処法を立てないと、国際社会では生きていけない。