支配率と勝率の関係が薄まった新時代

日本は強い。日本人は強い。スペインに勝った。10秒が長かった。4年かけて、スタートラインに戻ってきた。日本にとって今日でロシアW杯が終わり、今日からカタールW杯が始まる。優勝。優勝。優勝。日本は強い。日本人は強い。

2時に起きて、4時にアザーンとホイッスルを聞いて、眠れるわけがない。日本の強さと弱さが同居したゲームだった。選手、監督、スタッフの準備と計画通りの実行が素晴らしかった。決めるところを決めきれなかったこと、最後にゴールを奪われずに締めたこと。個々の4年の成果。

世界のサッカーは変わった。支配率は、勝率と関係なくなった。見せ場を多く作るのではなく、むしろ、一回のチャンスを一発で決め切る、個の力が求められる。ビジネスシーンに似ている。

勝者のメンタリティー。日本が2点目を喜んでいるとき、スペインはゴールキックを早いリスタートで開始し、無人のコートに攻撃を開始していた。ホイッスルで止められるまで集中を切らさない。常勝軍団の恐ろしさと、日本が目指すべき背中を見た。