敗戦と日本代表の新時代

Jリーグ開幕の一年後にサッカーを始めたとき、W杯はキャプテン翼の中の出来事だった。W杯はおろか、Jリーグさえも私の田舎では放映はなかった。

車で7時間かけて真駒内競技場にジェフ市原・ジュビロ磐田戦を観に行って、城彰二対ゴン中山に感激。体育の時間にゴールを決め、カズダンスを踊るのが流行った。

世界のサッカーは当時BSで放送されていた、昔の伝説的選手特集を見ていた。ベッケンバウアー、クライフ、いずれのスター選手も生放送などなく、歴史の人だった。

三十年後の2023年、日本はW杯常連となった。優勝経験国ドイツ、スペインに勝ち、前回大会準優勝のクロアチアと接戦の末に敗れた。子供時代の夢を見た。常連から常勝へ。

経験者はわかると思いますが、PKは運ではなく、おそらく実力がそのまま出ます。高校サッカーまでしか経験ありませんが、私は間違いなく下手で決めた記憶がありません。上手い人は必ず決めていました。もう前を向くしかないけれど、常勝国はこういう極限で決め切る。

ドイツやスペインに勝ったことは決して偶然ではない一方、コスタリカやクロアチアに負けたことも偶然ではないと思います。ベスト8を超えられないことも偶然ではなく、次の4年はやり方も変えていかねばならないのだと思います。

4年後も弱者としてジャイアントキリングを目指すのか、何があっても常勝必勝が求められる立場になることを目指すのか。ゴールをどこに設定するかで取り組み方、監督、スタッフ、戦術は変わるのだと思います。

私は4年後にもっと大きな夢を見たい。だから、やり方を変えて、ドイツやスペインのように試合の主導権を握り続ける常勝国になって欲しい。それをできるだけの若い選手は揃っていると思う。もっと大きな夢を見させてください。がんばれニッポン。