JICA公式アプリをもう少し使ってみた結果・・・

3月4日の記事で、JICAの公式アプリを使ってみた感想を書いた。その後、もう少し使い込んでみた。いまだにこのSNSアプリで何ができるのか、手探り状態が続いているが、前回の記事を書いたときから新しい発見や勘違いしていた部分もあったので、追記しておきたい。

まだ使っていない方がいれば、是非使ってみて、フィードバックをすると良いのではないだろうか。現時点では改善点はたくさんあるものの、JICAがやるイニシアティブとしては面白いのではないかと思う。

SNS連携について(訂正)

前回の投稿で、既存のSNSと連携されると使い勝手が良くなると書いた。この点については、実際はツイッターとFacebookとの連携は既にできるようになっていた。Jhappyへ投稿する際に、ツイッターおよびフェイスブックへ同時に同じ内容を投稿できる。これは便利。

この点にさらに改善点をあげるとすれば(強いて言うならば)、フェイスブックの個人アカウントだけでなく、フェイスブックページ(企業ページなど)とも連携できるとよいのではないかと思った。ただ、これは、あまりに細かいアップデートになるので、コストをかけて実装する優先順位は低いだろう。

チェックインというシステムのナゾ

SNS自体はとてもシンプルで、Facebookと同じ感覚で使うことができる。唯一違うのは、「投稿」ではなく、「チェックイン」というボタンがあること。記事を投稿する際に、この「チェックイン」ボタンを押すことになる。これがどういう意味なのか、まだ解明できていない。

また、「チェックイン」ボタンを押して記事を投稿する際、記事には投稿場所が自動表示される。つまり、スイスのジュネーブから投稿すると、ジュネーブと表示される。このアプリでは、どこから投稿したのかがポイントなのかもしれない。ほかのユーザーの投稿を見ると、ラーメン屋から投稿しているのがバレバレの方もおり、ロケーションを明かすことを嫌うユーザーが躊躇う原因となる気もする。

ロケーションとエリア検索のナゾ

記事を投稿する際、自動的に自分のロケーションが表示される以外に、記事の内容に合わせてアジア・アフリカ・ラテンアメリカ等のエリアを選ぶことができる。アジアに関する記事であれば、アジアを押すことになる。これは面白い仕組みだと思った。

SNS内検索をする際、エリア検索ができるようになっている。ただ、このエリア検索の意図がよくわからない。投稿時に指定したエリア(アジア・アフリカ・・・)ごとに記事を検索できるのであれば意味はあると思うが、実際には、投稿されたロケーションごとにエリア検索の結果が表示されるようになっている。私がスイスから投稿すると、スイスの欄に全部表示される。これだと、同じ地域から投稿した人へメッセージを送って仲良くなるきっかけにはなるかもしれないが、むしろ、カンボジアに関心のある人がカンボジアの記事一覧を見れた方がニーズに合っているのではないだろうか。

ポイント制のナゾ

SNS内の様々なアクティビティに対して、ポイントが付与される仕組みになっている。たとえば、記事を投稿すると15ポイント、いいねを押すと1ポイント、友達が増えると1ポイント、といった感じだ。このポイントの仕組みもまだよくわかっていない。同じ記事を投稿しても、15ポイントのこともあれば25ポイントのこともある。ポイントが一定数貯まると、ステッカーがもらえるようになる。このステッカーの使い道は追加調査したい。

また、ポイントランキングなるものがあるが、これは何なのだろうか・・・。たしかに、大量に投稿するモチベーションにはなるかもしれないが。まだ理解しきれていない点なので、追加調査する。

フレンドの増やし方

このSNSで難しいと感じるのは、どうやってフレンドを探せばよいかだ。LINKEDIN、TWITTER、FACEBOOKなどは、独自のアルゴリズムを使って電話帳などからフレンドを探して「この人を知っていますか?」といった風に友達を提案してくれる。このSNSは特に匿名の方が多く、どのようにフレンドを増やせばよいのかが良くわからない。SNS側からフレンド提案をしたり、友達を増やす何か仕組みがあると良いかもしれない。

無償資金協力の関連情報だけ?

SNSでできることを知るために、あれこれ大量に投稿してみた。散々投稿してから気付いたのだが、プレスリリースには「無償資金協力に関する情報・・・」という記載があった。全然関係ない情報を投稿してしまったし、他の方も割と自由に投稿している。どういう方向性で投稿すればよいのか、まだ手探り状態で、他のユーザーも同じ気持ちなのではないだろうか。

根本的なアプリの役割

現時点で324人しか使っていないように見える(ランキングの一番下が324位だった)。もっとたくさんの人が使うようになるにはどうするべきだろうか。いくつかアイデアはあるが、JICA関係者の同窓会SNSにするのは一案。

たとえば、JICA職員に関しては、自主退職のスタッフは去る者追わずで、基本的につながりがゼロになってしまう。他の国際機関だとありえないJICAの特殊事情だ。退職するスタッフ用のコミュニティみたいなものをこのSNS内に設け、退職後のスタッフとコネクションを維持するように活用したらどうだろうか。退職時にJICAメールアドレスを取り上げる代わりに、同窓会コミュニティへのアクセスを付与するイメージだ。

プロフィールも、LINKEDINなどと同期できるようにするか、経歴がわかるような詳細なものが掲載されるとフレンドを探しやすい気がする。

また、スタッフ以外では、コンサルタントやJOCVの方をどうやって取り込むかがポイントだと思う。特にJOCVはJICA公式ブログだけでなく、個人ブログやSNSで発信している人も多く、国際協力業界の最大のコンテンツプロバイダーである。

小さな要修正箇所(?)

自分で自分へフレンドリクエストできるのはエラーだろうか。

次に、表示速度。海外からアクセスしているせいか、ものすごく重い。表示に数秒係るため、かなり辛抱せねばならない。これは要修正箇所だと思う。