上司にブログを見られた件

ご存知の方も多いかと思いますが、私は複数のウェブサイトを運営しています。一つはここ、「元JICA職員・現役国連職員の国際協力ブログ」で日本語で書いています。もう一つは、The Povertistというオンラインマガジンで、日本語と英語で運営しています。それで、上司に発見されたのはThe Povertist英語版です。

私の上司は課長・次長・部長の3人です。この内、課長に至っては、私がILOに着任する前からThe Povertistの購読者だったようで既にバレていました。今回新たに発覚したのは、部長がThe Povertistを発見したという事実。

ILOの部長は政治的には、各国の厚生労働大臣とカウンターパートとなるくらいのレベル感です。もちろん30名程度の小さい部署なので日常的に顔を合わせることはあります。しかし、オフィスは個室なのでフランクに日常的に会話するような関係ではありません。

それにも関わらず、エレベーターでばったり会ったとき、「そういえば・・」という切り出しで「The Povertist見たよ。すごいわね！」という感想をもらったのはうれしい限りです。

とりあえず、「部長のウェブサイトもなかなかやるじゃん」とだけ返答しておきました。

最近更新が滞ってしまっていますが、The Povertistの英語版と日本語版ではオーディエンスが異なります。日本語版は専門性を少し下げた記事も紹介しているため、大学生やこれから国際協力に携わりたい方も対象としています。一方、英語版のほうは、SNSのフォロワーのほとんどが国際機関やシンクタンクの実務家・研究者となっています。

これらはもちろん、私一人の力ではありません。多くの実務家・研究者の方に書いていただくプラットフォームを提供することを目的に運営しています。

この上司にも言われましたが、「絶対続けること」が大事だと思っています。国際機関で働いていくには、発信力がものをいいます。少し休んでいますが、近々再開していけたらと思います。

日本の援助関係者はあまり発信する文化がありませんが、国際機関は発信してナンボという文化です。実際たいしたことやっていなくても、大きく見せるのが得意な人がゴロゴロいます。

まじめにいいことをやっている日本の援助関係者がもっと発信していくためのプラットフォームを作っていけたらと思います。

仲間、募集中です。

The Povertist – Poverty, Inequality, Vulnerability & Social Protection

Magazine focusing on poverty, inequality, vulnerability and social protection in developing countries, with comments and analysis from poverty specialists.

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