週に2度のマッサージでハァハァすることの大切さ
週に2回、お昼時に仕事を抜け出してマッサージへ通っていました。マッサージはマッサージでも、脳みそのマッサージです。
こう言うと、タイトルから想定される怪しいマッサージよりも更にヤバそうに聞こえるかもしれません。
英語の語学学校です。
2016年の上半期はフランス語の語学学校へ通っていたのですが、2ヶ月も続かず。仕事上最も必要な英語をしっかり勉強せねばという思いもあり、年明けから英語の語学学校へ通っていました。
国連職員は格安で語学学校へ通うことができる
他の国連機関もそうですが、ILOは語学学習を推奨しています。業務時間中に通学することと、寛大な授業料補助があります。料金はほとんど払っていないも同然の額です(週3時間で月謝5,000円程度)。
私の仕事上で最も必要とされる語学力は英語の読み書きです。しかし、語学学校で伸ばしたいと考えていたのは、会話です。以前にも書きましたが、私は読み書きよりも会話のほうが得意です。ただ、得意といっても純ジャパですから訓練が必要です。
私の場合、通常の会話や良く知っている内容に関するプレゼンやディスカッションについてはだいたい問題なくこなせます。
では何が必要なのでしょうか。
使える語彙の幅を広げる
語学学校での訓練で期待したのは、語彙の幅を広げることです。たとえば、「週末は楽しめましたか?(How was your weekend?)」と聞かれると、多くの日本人の場合、「Good!」と答えると思います。
では、「Good!」以外に「楽しかった気持ちを表現するためにはどのような言葉があるでしょうか。「Fantastic! Wonderful! Excellent! Awesome!…」たくさんありますね。
これらの言い換え表現は、単語のレベルとしては中学校レベルの語彙力で十分だと思います。
しかし、知っているのと、使えるのとではギャップがあるわけです(関連記事を下部に貼っておきますね)。これらの単語を知っていても、いざと言うときに使えなければ、常に「Good!」しか口をついて出てきません。
もうワンランク上のコミュニケーションスキルを目指すために、使える語彙の幅を広げる。
それが私の目標でした。
マッサージでハァハァすることの大切さ
政策の仕事をしていると、普段仕事で使う言葉は口語ではありません。パブや学校のサークルで酒を飲みながらガヤガヤ話す言葉ではありません。
どちらが良いという話ではなく、時と場合に応じて使う言葉を変えるのがもうワンランク上のコミュニケーションだと思います。
そう考えれば、仕事で凝り固まったお堅い表現の英語脳を、週に二回語学学校に通うことで解してもらうというのも悪い話ではないと思いました。