新卒時点で一番国際機関に近い若手人材の宝庫はJICA職員です
そのとおりですね。邦人増加について、民間やJPO人材のサポートの取り組みはご指摘の通り大切ですが、新卒時点で一番国際機関に近い若手人材の宝庫はJICA職員です。無休休職や出向などを積極的に国として推しても良い気がします。
「人生の中で国際機関で働いているという,そういう時期があっていいのではないかと思います。」
昨日の河野外務大臣記者会見で,国際機関の日本人職員について,思いを語ってもらいました! #河野外務大臣, @konotarogomamehttps://t.co/UYbRxaUJjj— 外務省 国際機関人事センター (@MOFAjinjicenter) September 11, 2019
JICA職員が籍を置いたままいくと、欠員が出て業務に支障が出るため、組織は出向や無休休職で国際機関へ行かせたくないわけですが、既に行っている同数が同じタイミングで帰って来ればよいわけで、継続的に送り続ける仕組みが必要。
人材は結局フローなので、色々な場所を経験して育つ。同じ組織にいて、国内機関でキャリア歩み、シニアになったときに国際機関幹部送り込むのは難しい。専門家やその他の中堅ポストも同じ。国際機関とJICAを往復しながらキャリア積めると良い。
たとえば、私の場合、無休休職などが認められなかったため、JICA終身雇用を契約解除して、国際機関の任期付契約を選んだ。
国際機関で課長級ポストにいる人がJICAへ戻ろうとすると、期限付契約の専門家ポストは選べるが、マネジネントの幹部ポストは採用後に人事が配属を決める。これでは国際機関にいる幹部級がJICAへ戻る流れはできない。双方のフローが自然になる時代が来ると良いな。